みなさんこんにちは、メガネです。
子どもを塾に入れるにはお金がかかりますよね。特に個別指導塾は、集団指導塾より高いというイメージがあったり、ネットで調べても結局よく分からない…ということが多いです。
今回は個別指導塾に入った時にどれぐらいお金がかかるのか、詳しくお伝えしていきます!
この記事は次のような人におすすめ!
・個別指導塾のホームページを見ても料金がよくわからない。
・個別指導塾でかかるお金の全体像が知りたい
かかる費用の全体像
個別指導塾でかかる費用には、「入会金」に始まり、主に毎月固定で支払う「通常授業料金」と「教室維持費」、その時々で発生する「定期テスト対策授業費」や「季節講習費」、そして「教材費」などがあります。
それぞれの名称は塾によって異なりますが、だいたいこんな感じです。
さっさと具体的な金額が知りたい人は、次の見出し「金額シミュレーション」へ進んでください。まずは入会金以外の5項目を解説してきます!
通常授業
入塾時に契約する、普段の授業。毎週定期的に通塾する授業のことです。
「月謝」は、この通常授業にどれぐらい通うかで決まります。
例えば、月曜に数学1回、火曜に英語1回で契約すると、月謝は週2回分の料金ですね。
授業内容は、基本的に学校の授業進度をベースに、予習か復習をメインにすることが多いです。
もちろん自由にカリキュラムが組めるので、「中学3年生が中1の初めからやり直す」といった内容もできますよ。
教室維持費
簡単に言うと雑費です。
エアコンやトイレにかかる光熱費・水道代、小テストの印刷代や、こまごまとした備品にかかる費用を、まとめて維持費として月額固定で徴収されます。
定期テスト対策授業
通常授業とは別に、定期テスト前になると追加で受講する、定期テスト対策専用の授業です。
通常授業でも定期テストに向けた勉強をしていることが大半ですが、通常授業だけでは足りない苦手教科や、普段受講していない教科の授業を追加受講できます。
追加受講するかどうかは各家庭の判断ですが、成績を上げるために塾から追加を提案されます。
1回単位で追加でき、1回あたりの費用は、月謝を回数割りした金額と同じか、それより少し高いかのどちらかです。
季節講習
個別指導塾で最もお金がかかるのが、この季節講習です。
春休み・夏休み・冬休みの長期休暇中に受講します。通常授業とは別のテーマを設定し、短期集中で取り組んで成績アップを狙います。
各講習で何回通うかは、事前面談で塾長から提案を受け、それをもとに決定します。
個別指導のため内容はさまざまで、費用も個人ごとに大幅に異なるのが季節講習です。
具体的な講習の内容については、こちらも参考にしてください。
教材費
授業で使うテキストや、模擬試験・学力テスト代金などが随時徴収されます。
テキストは、入塾時や学年が上がった時、季節講習のタイミングなどで新しく用意されるので、その時に教材費が発生します。
模擬試験代金は、模擬試験を受験するごとに、受験生以外であれば1年に2~3回追加徴収が発生します。
金額シミュレーション
では、中学2年生だとどれぐらい費用がかかるのか、ざっくりシミュレーションしてみましょう。
ここからは、大手個別指導塾のホームページをいくつか参考に計算していきます!
中学2年生が、週2回、英語と数学で通塾する場合で考えていきます。
- 入会金 20,000円(キャンペーン期間中は0円)
- 通常授業 週2回 30,800円/月
- 教室維持費 3,300円/月
毎月固定でかかる「月謝」は、2と3の合計で、34,100円/月となります。
ーーーーーーー
次に、「定期テスト対策授業」として、1学期中間テスト前に理科と社会を3コマずつ受講するとします。
1コマ3,850円×6コマ=23,100円 がテスト前に追加で発生します。
1年間で5回定期テストがある中学校だと、毎回同じように理科社会の追加受講をすれば、1年間で23,100円×5回=115,500円が必要ですね。
ーーーーーーー
次に、季節講習です。
1番期間の長い夏期講習で、英語10コマ、数学10コマ、国語5コマ、を受講するとしたら、
1コマ3,850円×25コマ=96,250円が夏期講習費として発生します。
夏期講習期間中も、通常授業がある塾が多いので、月謝34,100円は継続して支払う点は要注意です。
同じように、春期講習・冬期講習でも講習費用が発生します。
春と冬は、夏より期間が短いので、それぞれ半分ぐらいの費用だと仮定すると、春・夏・冬期講習の合計で、年間192,500円が季節講習費としてかかります。
ーーーーーーー
最後に、教材費です。
1教科につき2~3冊必要で、1冊が1,300円ぐらいです。
通常授業で通う数学・英語に加えて、テスト前対策授業で理科と社会を、季節講習で国語も受講しているので、5教科×2冊=10冊、つまり13,000円が教材費として必要になります。
そして模擬試験や学力テストは、1回あたり約3,300円です。
中学2年生が年間3回受験するとすると、年間の模試・学力テスト代は9,900円必要になります。
ーーーーーーー
ここまでの金額を、表にまとめてみました。
金額(最小単位) | 金額(年間) | 備考 | |
入会金 | \0 | \0 | キャンペーン期間外なら\20,000 |
通常授業 | \30,800/月 | \369,600/年 | 週2回通塾(英語・数学)の場合 |
教室維持費 | \3,300/月 | \39,600/年 | - |
定期テスト対策授業 | \23,100/テスト | \115,500/年 | 理科と社会を3コマずつ追加受講、1年間でテスト5回の場合 |
季節講習 | \96,250/夏 | \192,500/年 | 夏:数学10回・英語10回・国語10回、春と冬はその半分の場合 |
教材費(テキスト) | \2,600/教科 | \13,000/年 | 1教科2冊、5教科受講する場合 |
教材費(模試等) | \3,300/回 | \9,900/年 | 年間3回受験 |
【年間合計】 | - | \740,100/年 | ー |
学年による違い
最後に、費用を計算する際の注意点についてです。
先ほどのシミュレーションでは、中学2年生を例に計算しましたが、個別指導塾は学年があがるごとに月謝があがっていくことがほとんどです。
これは、学年があがるごとに、授業を担当する先生の数や質の確保が難しくなるためです。
また、中学受験・高校受験・大学受験を控えている学年だと、講習費用も他学年より大幅にアップします。
これは、講習での授業回数が大幅に増えるためです。
先ほどのシミュレーションでは、夏期講習に英語10回・数学10回・国語5回の合計25回という例で計算をしましたが、高校受験を控える中学3年生だと、英語20回・数学20回・国語10回・理科20回・社会10回の合計80回、というような場合も珍しくありません。(約3倍の費用)
もちろん塾側から提案を受け、それをもとに受講するかどうか決めるのは各家庭なので一概には言えませんが、それぐらい費用がかかる覚悟をしておきましょう。
志望校レベルと実力の差が大きいほど、提案される講習回数は多くなりますよ。
いかがでしたか?
少しでも費用の見通しをたてるヒントになれば幸いです。
塾から提案される季節講習のカリキュラムがどうやって決められているのかは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひご覧くださいね。
コメント